本当の原因は
どこにある?
肩こりや腰痛、不安、全身の気のだるさからガンや心疾患までも、すべての症状には原因があります。
不調がみられる部分だけをケアしても、それは根本的な解決にはなりません。
こころとからだをしっかりとチェックして、原因を見つけ出し、原因を変えることで結果の症状が変わるのです。
こちらでは意外な不調の原因について紹介します。
噛み合わせ
歳とともに歯が傾いたり、歯科治療で入れられた差し歯や入れ歯が大きかったりすると、噛み合わせや大きさが大きく感じたりなど違和感が出ます。からだはそれを感じないように、からだの特定の筋肉を収縮させ無理にからだを変化させてしまい、やがて筋肉が疲労して痛みが生じます。
箇所によって、肩・腰・膝・指・後頭部などに痛みが生じ、日常生活の動きに不調が出ます。
実際に左膝痛の方の左の噛み合わせが悪く、膝を少し曲げると噛み合わせ状態が改善され、違和感が減る代わりに膝の筋肉の疲労で起こっていました。
顎関節症の原因は二つ
口の開け閉めに起こる違和感や痛みは筋肉に問題があり、その原因は歯を食いしばなければならないほどのストレスです。
次に奥歯の噛み合わせの喪失です。歯科治療で上下の噛み合わせの接触が失われたり変わると、噛むという安定感が失われ、どうやって噛めばよいかがわからなくなり、顎がさ迷いはじめ、こころまで不安定になります。
歯並びの悪さ
鼻が詰まって睡眠中も口呼吸の方は、睡眠中の歯を通して伝わる噛むという骨への刺激がなく、骨の刺激による成長ができず、歯の生えるスペースが無いため舌や頬側に向かって生えてしまいます。八重歯などがそのケースです。
また胃が悪くて絶えず前傾姿勢の方は、上顎に対し下顎が上後方になり、上下の歯の生える高さ不足でスペースが減り、下顎の前歯の乱杭歯や小臼歯の舌や頬へ生えてしまいます。
鼻詰まりや内臓の不調は、こころ(親の夫婦関係・制限や周囲との価値観の相違)や食事(甘い物・油脂・辛いものの偏食)などにより起こります。まずは自分の捉え方の基準を変え、生活習慣を改善することから始めましょう。歯科矯正にもこの視点を加えるとよいでしょう。
恐怖の感情
豪雨被害のあった地域の博物館で催しがあり、そこで働く学芸員さんと被災後に出会い、動きがおかしいので聞いてみると腰が痛い、いつからと聞くと被災後からでした。調べてみると腎に反応がありました。腎の感情は恐怖なので、本人に恐怖に思っていることは?と尋ねると、彼は被災で仕事がなくなりはしないかという恐怖を持っていました。今私達に説明している仕事をしている事実を解ってもらった瞬間に気持ちに変化が起こり、腰痛が改善しました。
就寝前の水分補給
就寝前の水分の取り過ぎは、寝ている時も水分の代謝のため腎臓が働き続け、臓器の「過労」状態となっています。実際に腰痛でお悩みの方に、寝る前に水を飲まないようにと伝えたところ、二週間後には痛みはほとんど消えました。